障子が破れたときの見た目以外のデメリットは?
水戸市の自宅には和室が2部屋あって、いずれも障子が設置されています。 昨年父が病気で入院をしたことをきっかけに、長男である私が家族を連れて実家に戻って両親の面倒をみるために同居することになりました。 子どもがまだ小さいこともあって、注意はしていたのですが障子に小さいですが穴を開けてしまいました。 お陰様で父の病気も今は治り、障子は数年前に業者に頼んで貼替したということで、まだキレイなのでこのままにしておこうかどうか悩んでいます。 このまま障子を破れたままにしておくと、見た目以外で何か悪い影響はありますか? そもそも障子は一般的にどのくらいの頻度で張替するものなのでしょうか? もしも破れた障子の張替を自分で行うとしたら、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか? 質問が多くて申し訳ありませんが、ご回答をどうぞよろしくお願いします。 |
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障子の破れは部屋の温度に影響します
まず、障子を張替する期間としては5年を目安にすることをおすすめしています。 多くの方は、汚れが目立ってきたり、和紙が色あせたりしたなどの理由で障子を張替しています。そのため、10年以上平気で張替をしていないようなケースも珍しくありません。 しかし、日の当たる場所に設置されることが多い障子には、紫外線や湿気などの影響により、見た目以上に劣化が進んでいて、障子の枠にもゴミやカビが溜まっているので、衛生的にみても5年スパンでの張替がベストと言えます。 障子が破れた場合の影響については、部屋の温度に悪影響を与えます。実は障子紙というのは空気の通気性にとても優れていて、暑い夏には障子紙が熱を外に放出して、寒い冬には温かい空気を閉じ込める働きをしてくれています。 障子に少しでも穴が開いてしまうと、温度調整機能が働かなるので、できだけ早めに対処してあげましょう。 障子の張替をするときには、湿度が高い日がおすすめで、そうでない場合は霧吹きを利用して張替するときに障子に湿気を与えましょう。そうすることにより、張替して乾いたときの仕上がりがキレイになります。 障子の張替を業者に頼んでも、一般的にはそれほど多額な費用がかかるわけではありません。障子1帖の張り替えを専門業者に依頼しても、相場は2,500円程度となっているので、無理をしない方が仕上がりの心配も不要になります。 |
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